キソをたびする
トキをたびする
ワレをたびする

イキをゆるめて
サキをわすれて
イマをとりっぷ


信州　木曽谷。
山仕事と伝統工芸と宿場町、そして昭和の空気感が残る土地です。

旅の記憶に何が現れるでしょうか。
感情や感覚にフォーカスして写真を選びことばを紡いだハガキ集です。
まだ木曽を旅していない方も、ここで空想旅をしてみませんか。

旅の記憶へ導くのは、手仕事と自然物による包み。

黒文字の枝は
記憶の扉を開ける鍵、

折り畳まれた芭蕉紙の手紙は
記憶の旅の護符、

背に差し込んだ巻紙は
あかね染の赤い麻糸に結ばれて、木曽の私へと繋げる案内状。

ベトナムで手紡ぎされた野生味あふれるいらくさの糸をほどき、
藍が香る阿波の手漉き和紙をひらく。

６枚重なるハガキもまた芭蕉紙。
素材感のある風合いが揺らぎを生み、私たちを誘い込みます。
書き込み面は滑らかで、ペンを走らせやすくなっています。

小さな写真集のようにときどき開いて眺める、
壁にピンナップする、
メッセージを添えて便りを送る。

あなたの今のままにお楽しみくださいね。


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写真　詩　デザイン　制作：hinoboriyuuko

紙：芭蕉紙（伊勢和紙）
印刷：染料インクジェットプリント
包紙：手漉き藍染和紙(アワガミファクトリー)
紐：手紡ぎイラクサ糸（ベトナム）
枝：黒文字

配送：クリックポスト（185円　郵便受けに投函　追跡サービスあり　日時指定不可）


「休そく」
ほそく
ながく
そばにある
呼吸みたいな
秘伝の
ひととき


「ひ　陽　灯　火」
座ってる
飛んでいる
覗いてる
ひみつの
だれかが
見つめてる


「そんざい」
宇宙の愛を
受信する
レシーバー
その全て
美しい詩


「美とは」
おもてなし
うらはなし
ろくでなしも
うけいれる
心のうつわ
器量よし


「ほとり」
そこなしの
記憶をすする
くちびるに
黒いマグマ
今めざめて
たたずむ
私の湖畔


「まだ　みぬ　せかい」
浮くか
楽しか
ココロ
うらはら
はじめての
純喫茶